カテゴリ「Technology」の記事

2018年6月 8日 (金)

今年の人工知能学会は、黒豚と焼酎の鹿児島!

Img_5117_4

昨年以上の大盛況で、学生さんや若い研究者が多く見受けられます。


人気のセッションでは立つか床に座るという状態で、「一昔前のSiggraph」を思い出しました。

世界の関心ががコンピューターグラフィックスから人工知能にシフトした事が良く分かります。

Img_5120_4

などなど考えてながらブログを書いていたら、なんと「トリップAIコンシェルジュ」と書かれたプレートをホテルの部屋で見つけました。


おぉ〜、人工知能学会つながりか???

それとも学会狙いの冗談か?


どちらにしても、「AIがこんな所にまで侵略して来た〜!」と思わずにはいられませんでした。
せっかくなので、AIコンシェルジュ様に恐る恐る今夜のオススメレストランをお伺いしてみることに...

Img_5121_3
「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」


とばかりに、AIコンシェルジュに叱られた気分です(笑)


しかし、考えようによってはこのAIコンシェルジュには、沢山のメリットが有ります。


1.顧客の要望データを顧客が入力するので、コストがかからない、

2.日時天候時間などのメタデータを自動的に追加できる。

2.答えの無いデータを足すことで無駄なデータ追加の必要ない。

3.なにより「顧客の知りたい事がダイレクトに聞ける」

今はまだ5才で生意気盛りのAIコンシェルジュさん。

これから毎日24時間、お客様の一番聞きたい事だけを吸い取って、どんどん成長して行く訳ですね。


やるなぁ〜 Shiroyama Hotel Kagoshima...などと考えながら、口いっぱいに脂の旨味が広がる鹿児島名物 黒豚のカツサンドを食べているのでした(^_^)v

Img_5068_2


P.S.

ある方面から、「NAB 2018のレポートはどうした?!」と怒られていますが、ご質問の有る方は直接お問い合わせください(笑)

2017年4月24日 (月)

NAB 2017 Digital Cinema Session 4/23(2日目)まとめ

15分遅刻したので朝イチのオープニングは不参加m(_ _)m


(2) Is Cinephilia Dead Or Is It Just Expanding?

「映画オタクは死ぬのか?ただ発展するのか?」というタイトルのユニークな5人のパネラーによるパネルディスカッション。


例えば、「フィルムは文学でありアートだ」とか


「私の劇場体験はノスタルジーがあるが、新しい世代が育ってくると映画の捉え方が変わってくる。彼らはテレビの方が劇場よりも親しみがありベターと考えている。エンターテイメントはいつも変化している。」とか


「映画はアートか?大衆娯楽か?」に対して「作り手はアートを作りたいのであって、シーンを作りたい訳ではないし、大画面とTV画面ではアートの作り方は違いコミュニケーション方法も違う」とかとか、反面、「映画産業は商業芸術です」「映画の質の条件はストーリー」...と言い切ってみたり。

映画の変革期の中で、もっと刺激的でエンターテイメントなモノを作りたい人や映画、フィルム、シアターを大切にしたい人たちの葛藤など、CinePhillaというだけあって、全員が映画に対しての意識がとても高く、自分たちの発言の中から新しい題材を見つけモデレーターがドライブしていく、とても良い内容のパネルディスカッションでした。


(3)  Movie Security: How you steal it (and then how you stop everyone in the audience from

「カムコーダーを使った青少年アマチュアハッカーから如何に映画を守るか?」から始まって、Healthcare businessを例に病院(患者)の情報をどうやって守るかという例でセキュリティーの重要性を説明。


Health Careとセキュリティーを関連付けると身近な例で分かり易いのかもしれませんが....映画業界への啓蒙ということでナナメに聞いていました。


(4) Future of Cinema Keynote: Jungle Book, Photorealism, and the Bright Future of Filmmaking

Disneyのジャングルブックを例に、Live action 環境から如何にリアルに作るか?を紹介。 映像中心の説明に見入っていたので、実は書くことを覚えていませんm(_ _)m

<Demo Clip 1>
動物の動きを骨格からちゃんと作っていること。アナログ感覚も大切にしていて、ナショジオのフィルムを参考にしたり、カメラのハンドオペレーションの活用を紹介。


<Demo Clip 2>
モーションキャプチャーの紹介


<Demo Clip 3>
代表的なシーンでのモーションキャプチャーとブルーバック撮影の併用例を紹介。

NABというより完全にSiggraphネタです。
私としては、撮影やCGのリアルさ以前に『熊やオオカミが喋るのは不自然だろう!』というツッコミの方が.....m(_ _)m


(5)  Next Generation Cinema: How You Package It - IMF Case Study - Master, Myth, and Mystery


PIXAR制作 CARS 3のCLIPSTERによるIMFの世界展開事例を紹介。
SDR, HD, HDR映像、5.1 7.1 サラウンドなどの技術的な挑戦。44の言語と360種類のサブタイトルで、トータル 3600ものバージョンが存在するコトなど、ちょと驚きです。


マスターの制作は、PIXARが映像を制作し、Disneyがサウンドトラックを追加、サブタイトルは後からということ。また、最終版については、「最終3」「最終4」「最後の最後」「最後の最後の...」,どこも同じで何が何だかという状態に陥るそうで、必要な情報は全てCTOに入れるそうです。

後半はClIPSTERでのDCI, IMF, QC Process, 16bit lossless compresson, up to REC 2020 PQ コンテナ等の紹介。


また、もし5年後10年後に環境(仕様)が変化して、リマスターが必要になった時の為に、バージョン・コントロールで全てを定義することがビジネスと制作の両面で重要という話しにはとても納得でした。



(6)  How You Get Inside It: AR/VR/AI and Deep Learning-The Immersive New Media Landscape and the Solutions Needed to Get Us There


壮大かつチャレンジングな5名によるパネルディスカッション。


落とし所が無いテーマな上にそれぞれのバックグラウンドもゴールも違うから、内容がチグハグで聞いてて疲れました。なので、概要紹介はナシm(_ _)m



(7)  How You See It or How You Don’t: Better In HDR?

モデレーターの乗るハズのフライトがキャンセルとなる遅刻。急遽、昨日UNITEDの話題で客席を沸かせたSMPTE のCo-Chaiman(Dolby) の人が進行。(今日もとても盛り上げてくれました。)

HDRやWCGがテーマですが、仕様や技術的な説明は殆どナシ、前提となる家庭環の技術説明不足、パネラーと来場者の基礎知識の違いによる勘違いも時々感じられるなど、まだまだ発展途中の技術であることが感じられました。


パネラーはSONY Picturesの1名を除いては全員がDolby派閥で、SONYはちょっと可哀想。言い換えるとHDR = PQ =Dolby Visionが当たり前という進行でした(笑)

私の印象では大画面向けの4000:1用に作ったマスターをどうやって家庭用にするのか?という大画面と家庭用についてのマスターに関する話題が多かったように感じました。また、黒が綺麗とか白が明るいとか、優れたグループ体験(劇場の大スクリーン)を実現とか....


興味深かったのは、ACES in DIで、SDI TranceformとRT  rendering tranceformを行っていることや、2017年にNETFLIXと Amazonが共同で家庭用のHDR作品を制作しているという話しでした。未来は?と良いながらも、現状映画産業の先行不安みたいにも聞こるのは私だけでしょうか?

とても楽しみにしていたSession。想像通りというか、HDRについての正解は無くて世界中で試行錯誤・暗中模索だなぁ〜という事が分かっただけでも良しとします。


 最後に、「3D(立体映像)は市場ではニッチなポジションだけど、HDRは違う!」という力強い(根拠の薄い)発言がありました(^_^)v_

ちなみに当初予定のモデレーターは遅れて到着、めでたしめでたしでした。

2017年4月23日 (日)

NAB 2017 Digital Cinema Session 4/22 まとめ

Nab1

(1)Next Generation Cinema: How it gets there

The Unintended consequence  of progress


北米のDCP 戦略とヨーロッパの状況。これからのデジタルシネマは誰が(配給会社、制作者、視聴者など)ドライブするのか?..といった話し。
(隣の席でいろいろ有って集中出来ず)


(2) Cloud(y) Technologies in Global

世界規模でのデジタルシネ配信における、コスト、スピード、柔軟性、セキュリティ、容易性について。ワールドワイドになればなるほどタイムゾーンなども含めて複雑になる。また、衛星配信でのマルチキャストや、Kuバンド/Cバンドでのパラボラの規模。プル・モデル配信、OTT配信、ハードディスクでの供給やpeer to peer配信。“QUEB”を例にしたCLOUDでのコンテンツ提供などについて紹介。


(3) How You Capture It: Will Light-field Change the Way of Content Production?

ライト・フィールドとは何ぞやから始まって、ライト・フィールド・プロセッシングやデプス・ベースド・グレーディング、リライティングの例を紹介。
要するに現場に行かなくても背景をちゃんと管理して撮影しておけば綺麗に合成できますよ。というVirtual background手法の紹介です。どちらかというと完全にSiggraph向け内容という印象でした。また、Light field Labのプレゼンが長くて、”What is the virtual production?”の映像が美女と野獣の冒頭で終わったのがとても残念。


(4) Next Generation Cinema: How You See It - Projection & Displays in Cinema


やはり、HDR/WCGに関してはドルビーが2歩も3歩も進んでいるという印象をうけました。(SONYもちゃんとやってますが…)
SD, HD, HDRについてのカラーマッチング実験や、HDR/WCGのリファレンス。さらにはマスタークォリティーについての考察。LGのOLEDとLCDの比較など。本日のセッションの中では一番NABらしくてためになりました。

(5) How We Make It: Diversity in Cinema in 2017
Cinemaの中の多様性について、4名の様々な人種の登壇者によるパネルディスカッション。登壇者や家族が歩んできたストーリーに始まり、映画産業と人種の関係についてのディスカッション。
(時差ボケで記憶が曖昧)


(6) Next Generation Cinema: How You Hear It - Immersive Audio

2年前のNABではNHKの22.2 chを紹介をするなど、世界の技術紹介が多く今年も楽しみにしていました。
が!、残念ながら、今年は技術的な説明は一切無く、パネルディスカッションでお茶を濁された感じ(^_^;)
プレゼン資料の作成は負荷がかかるし、各社のノウハウや他所とのNDAも有るから、受け手が少ないのかもしれませんね

ウケたのは、「ミキシング環境と実際の劇場での聞こえ方の違いをどうするか?」についての中で、基準のシステム環境で何度もレンダーバックする。いろな協力関係のあるスタジオやシアターで視聴するなどなど、解決方法は世界共通力技でした(笑)
会場からのQAもスカスカで、「AR/VRの音はどう考える」に対して「映画はグループ体験だから1人でやるゲームとは違うんだよ…」とか(笑)
ドルビーATMOSの没入感満載の音を2チャンネル….例えばiTuneとヘッドフォンで聞いて立体に出来るようになるのか?とかとか、「やっつけ感満載」のセッションでした(^_^;)_


(7) How They See It: Do Consumers Really Care About Artistic Intent?

本日最後のセッションもパネルディスカッション。
ユナイテッド航空が乗客を無理矢理機内から引きずり出した話で会場が湧いた所で、睡魔と寒さに耐えきれず本日はこれにて撤退。

2011年8月 9日 (火)

Siggraph 2011 Vancouverでジオコスモスの親戚を...

Geo

長い間ご無沙汰していましたが今日からBlog.を再開します。
と言ってもいつも通り。本題から少し外れた話が中心になりそうです (^_^;)

さて、再開1回目はSiggraph 2011 Vancouverです。
ACM Siggraphが米国から出るのは初めてではないでしょうか?
そんな事はともかく、Vancouverは景色が最高で治安が良くてご飯が美味しいという、三拍子揃ったとても良い都市。
サーモンを初めとした魚介類の美味しさは特筆すべきものがあります(^_^)v
日本は猛暑ですが少し肌寒いぐらい過ごしやすい毎日です。

それはともかく、VancouverのConvention Centerでジオコスモスの親戚を発見。
直径は18 ft で地軸も傾いていてゆっくり回転しています。 夜は内照で光るそうです。
とても親近感があって長い間眺めてました(g)

2010年9月25日 (土)

macintosh MA6600

Ma6600_img_01

久しぶりに電源を入れた仕事用のオーディオシステム。
Mark Levinson 32Lを筆頭にdcs製 CDトランスポートやアップコンバーターなど殆ど全ての機器が異常(^_^;)

そんな中、ピンチヒッターで新登場したのは マッキントシュ MA6600 インテグレーテッドアンプ。

銘記MA6900の後継機として一新された回路は、マッキントシュらしさを残しながらもスピード感あるゴージャスかつ現代的な音でSystem 7を軽々と鳴らしてくれています(^o^)

いくらMac好きだからってアンプまでマッキン?...(笑)

 

2010年6月18日 (金)

今頃になってNAB 2010のご報告を....(^_^;)

Nab1Nab2Nab3





先週はSan Franciscoで開催されたAppleのWWDCに行ってきました。
その内容を書こうと思っていたら「NABの事がBlog.に何も書かれて無いんだけど...?」というやんわりとしたお叱りを頂いてしまいました(^_^;)

そんな訳で、先ずはNAB 2010をm(_ _)m

「とにかく立体視(Stereoscopic)だらけ!」
Digital Cinemaのテーマは勿論、展示会の多くがStereoscopic(立体視)です。
過去に何度かコンテンツ制作の経験がある身としては、楽しさと憂鬱が入り交じった複雑な感じでした。

楽しさの原因は、昔流行った「驚かし重視の飛び出す映像」から奥行きや臨場感を重視する「コンテンツの質」を大切にする傾向が随所に感じられた事です。映画「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」でのいくつかの優れた表現はまさに新しい可能性を示唆していますよね。
4年ぐらい前のNAB Digital Cinema Summitの基調講演でジェームズ・キャメロンが3Dの素晴らしさ(というよりビジネス的な話がほとんどでしたが)を力説していたのは、まさに3Dの到来を予感して自ら旗手として動き初めていたという事ですね。


憂鬱の原因は、機材や制作フローの複雑さです。通常の撮影や合成作業においても様々なフォーマットや手法があり、経費節減の中での苦労は絶えませんが、それを左右2画面分で立体視の効果を考えながらやらなくてはならないと思うと、ちょっと気が重くなります(笑)
しかも原理的にはスクリーンの大きさを考慮して立体感を決めていくため、様々な大きさの画面に対応するにはその度に一手間加える必要があります。

※画像はHDカメラ2台を取り付けるリグとスポーツ中継などで使用するStereoscopic中継車の内部(一部)です。

2010年2月26日 (金)

今年は行きます!

Newlogo1

2010年は新年のBlog更新も無いままに2ヶ月が終わってしまいました(^^;)

さて、昨年はパスしたNABですが、今年のDigital Cinema Summitの内容は立体映像。
ということで、例年通り4月はラスベガス行きのAirを早々と手配した次第です。

実はラスベガスに行きたい理由がもうひとつ。
花粉症の鼻水と涙から開放されて、つかのまの安息が得られます(笑)

2009年12月31日 (木)

2009年の締めくくり...

Spyder_1_1

2099年の大晦日。
新たな年を迎えるにあたって、PC環境も大掃除を行いました。

DiskWorriorでのディレクトリー修復の後にDatacolr社の"Spyder 3 Elite"を使ってモニターのキャリブレーション。

写真のようなセンサーを画面に貼り付ける事で、環境光を考慮したモニターの色合わせを誰でも簡単に行う事ができます。
http://www.colorvision.jp/

本当は Gretagmacbeth ( X-Rite ) Eye-One Proが欲しかったのですが、日本ではなぜか異常に高価です。
ちなみにモニターのキャリブレーターはいくつか発売されていますが「値段と機能性能は確実に比例するようです」(笑)

また、Apple Cinema Displayは輝度以外に調整箇所が無いので、デュアルモニターでの微妙な調整はちょっと難しいようです。
(方法はあるのかもしれませんが...)

いずれにせよ、これで2010年も高い精度で様々なクリエーティブワークに取り組む事ができます。

2009年11月16日 (月)

AJA KI PRO

Aja1_1_1
ハードディスクやメモリーにPRO RES 4:2:2のHD収録ができるAJA の KI PRO.
評判が評判を生み、今オーダーすると来年になってしまう程です。

当社NYオフィスで発注していた2台が先日納品になり、早々テストをしてみました。
従来のディスクレコーダと違って、コンピューターとの親和性が高く、ノンリニアでの制作ワークフローにはうってつけです。
しかも米国の実売価格で3500ドル〜3900ドル程度とパソコン並のお値段。

使わない手はありません。

2009年11月14日 (土)

SMPTE File Based Work Flow セミナー

Smpte1_1_1Smpte2_1_1
カナダのトロントで開催のSMPTE ファイルベース・ワークフロー・カンファレンスに出席しました。
これは従来の映像音声データに様々なメタデータを付加してコンテンツの管理運用を効果的に行おうとするものです。

MXFと言えばご存じの方も大勢おられると思いますが、放送だけでなくインターネット含めたコンテンツ流通において、今後益々重要になると考えられています。